2004 年
7 月
9 日
横浜視察のまとめ
〜協働はどうしたらうまくいくのか〜
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6月30日に出かけていった横浜での視察のまとめをしました。 「民設民営」の「NPOスクエア」(こちらは7月1日に一部報告済み)と「公設民営」の「横浜市市民活動共同オフィス」を比較してみると今回は前者の「民設」が勝ちかな、という印象がありました。
「公設」全部が問題がある、とは言いませんが、この横浜の場合は、さまざまな問題点が挙げられます。 2002年に新市長が独自政策として、馬車道の歴史的建物である旧富士銀行の建物を使ってNPOの集まる場所を作ろう、ということで、管理運営もNPOが行う、という画期的とも思える事業がスタートしました。(写真は入口。元銀行の通用門) しかしこの「市政と市民との協働のあり方の実験・検証の場としての共同オフィス」は3年間の期間限定の予定が、つい先日、来年4月より東京藝術大学の大学院を誘致することが決まり、「共同オフィス」は今年10月末で閉鎖、というあまりにもお粗末な結果に終わりそうです。 管理運営団体の代表の方は、”混乱の初年度を終え、やっといろいろと軌道に乗りつつあったのに、あまりにも勝手。運営に関して3年間の委託契約をしていたのに契約違反。中間支援の必要性すら疑問に思うようになった。”と激怒されていまして、私どもがいろいろと考えていった質問もできなくなったという状況でした。
「協働すること」を第一の目的にして「場」の提供がされてもなかなかそううまく「協働」が進んでいくとは思えません。 当初、横浜市議会では「入居は1年限定」の条件をつけていましたが、2年目は4団体の応募しかなく、あわてて「一年限定」という付帯条件をはずして、ようやく11団体が入居しているそうです。しかしこの「選考基準」も公表されていません。
充分な検証の期間もないまま閉鎖が決まったことは大変残念です。しかし元銀行ということで、構造上、非常に入りにくくバリアだらけ、バリアフリーで大変開かれた印象のワールドポータースの中のNPOスクエアとは雲泥の差を感じました。
行政が「協働のあり方」についてルール作りをしたり、積極的に「市民参画」を進めているように見受けられますが、思い付きではなく少し時間をかけ、多方面からの声を聞きつつ検証もしっかりと行いながら着実に進めていくことが重要だと思います。 豊島区でも現在「豊島区協働推進計画」を策定中です。”協働と共創による地域社会づくり”とかっこいいサブタイトルですが、計画が単なる絵に描いたモチにならないように、区民とのパートナーシップについて具体的な施策となるように、注目していきたいと考えています。
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