ハコモノ行政のその先 豊島区議会議員 水谷 泉
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2004 年 8 月 9 日    
ハコモノ行政のその先

 大げさなタイトルをつけてみました。
でも実は、規模から言えばほんの少し、たわいもない(?)話に近いものです。
 とはいえ、この構造はすべての規模の開発につながるものと感じます。

 豊島区の今年度の「協働推進事業一覧」を見ていたら、いろいろなことに疑問を感じました。
 
 平成8年に当区では、池袋の東西口を中心にして、空き缶や空き瓶、タバコの吸殻のポイ捨てを禁じる条例を作りました。ポイ捨てをした場合は2万円以下の罰金が科せられますが、現実には、はっきりって何の効果も認められません。

 当時タバコの吸殻のポイ捨てを防止しようと街頭に固定式の灰皿が64個設置されたそうです。これは以前に水谷がお知らせした「灰皿里親制度」での灰皿とは別のもので、卵形で地面にはセメントで固定されているそうです。(写真は昨日の意味不明なもので自信をなくし、しばらく修行してからということで)

 「環境美化事業」と銘うったこの事業に、年間581万円余が予算建てされているのです。思わず担当課に聞いてみました。するとこの64個の灰皿のうち44個分がリサイクル推進課の予算となっていて(残り20個は土木課の管轄だそうで、それも?)その清掃の委託に充てる費用が452万円なのだそうです。
 
 灰皿の設置自体はロータリークラブやライオンズクラブによる寄付だそうですが、ひとたび設置されれば維持費はすべて区の負担になります。それも灰皿1個当たり10万円超!これが永遠に必要なわけです。

 この支出が妥当かどうかはさておき、何かの施設を建てるときにその建設費は国か都からの補助金で賄えるとしてもそれらの維持費は区の支出となります。
 うがった見方をすれば、それで潤うのは一部の業者?

 水谷は、タバコの煙に喘息状態が引き起こされるという個別の事情があることをご理解いただきたい上で、反論を覚悟で申し上げますが、街頭灰皿に関しては、健康増進法が制定されて1年以上が経ち、禁煙の推進がますます進んでいる中、池袋の駅周辺の非常に人通りの多い場所に、どうして区民の税金を使って灰皿を設置し続ける(=掃除)必要があるのでしょうか。屋外といってもそこは公共の場であります。タバコは、吸っている本人よりも周りの人に甚大な悪影響を与えることが証明されており、その状態を容認することにつながる灰皿の設置についてはいかがなものか、と思います。

 今年度は私は決算・予算委員会のメンバーです。セキが出て苦しくならない問題についても、普通の市民感覚として疑問に思うことはたくさんあります。それらを、直接、聞く場が与えられたことは、やはり誰かが議会に行かなければならなかったのね、と実感(半ば諦め)しつつ、活動して参ります。

 
 


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