男女共同参画社会とこれからの家族 豊島区議会議員 水谷 泉
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2004 年 12 月 5 日    
男女共同参画社会とこれからの家族
〜樋口恵子さん講演会〜
 昨日、エポック10で開かれた、掲題の講演会に出席しました。見渡すところ、出席者は、ほとんどが女性、それも平均年齢はかなり高い、独特の雰囲気を持つ方々が多く見られました。「独特」とは、いくつになっても「学ぶこと」に貪欲な、もしかすると昔は「進んだ女」などと言われていたかもしれない、おしゃれな帽子なぞをかぶっているおばさま、というのが私の印象でした。昔からの「樋口恵子ファン」という感じの方々もいらしたようでした。

 樋口さんは、相変わらずエネルギッシュで、言葉をたくみに操り、2時間の時間をちっとも聴衆を飽きさせない、その語り口には敬服いたしました。

 家族の形が以前とは大きく変わってきて、母と息子の老老シングルが増えてきていること、平均寿命が延びてきたことに伴って、男女共同参画の持つ意味が大きくなっていること、何よりも高齢社会は社会の「災厄」のように言われがちだが、より良い社会にするための絶好の機会でもある(1994年カイロ行動計画)ことなどを話していただきました。

 家族の形は確かに変わってきています。かつて「大家族から核家族」への変化が注目された時代もありましたが、今は、結婚しない娘や息子が、いつまでも親と同居して、介護問題に直面したり、結婚してもリストラや不況で、経済的にも親の援助から抜け出せない依存型の生活をしていたりします。

 平均寿命が50歳代の頃であれば、性別役割分業のままでとりわけ大きな問題が見えてこなかったことも、人生80年、90年となれば、定年退職したあとの何十年もの生活の仕方については、これまでとは違った視点が必要になるでしょう。

 現在、全人口の1割そこそこの65歳以上の女性が、2050年には、2割5分、約4人に1人になると予測されています。大量の「貧しいおばあさん」だらけになる・・年金問題の課題もあります。たくさん払った人はたくさんもらうことは当然としても、基礎年金の部分では、それほどの差がないように2階建ての構造にする必要があるのでは、と樋口さんはおっしゃっていました。 年金は、個人単位の保障にしていくべきだと、私も思っています。

 今回の会場、エポック10は、豊島区の「男女共同参画」の拠点として、さまざまな活動をしてきましたが、その維持費の節約の点から、来年の1月に場所を移すことになりました。勤労福祉会館の3階と4階を改造して、その機能を移すことになります。これまで同様の使われ方ができるのかどうかは、大変心配なところです。区民の方からの意見・要望が取り入れられ、区民ニーズにあった施設の活用が望まれます。


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