2006 年
6 月
6 日
エイズ撲滅キャンペーン
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先進国ではHIV感染者・エイズ患者が減っているにも拘わらず、日本だけが増えています。昨年度は新しく報告された感染者、患者の数の合計が417件と過去最高となりました。
世界的に見て、この恥ずかしい状況を何とか改善するために、もっと若者達に対する啓発が必要、との観点から、東京都では豊島区の池袋保健所の「エイズ知ろう館」を啓発活動の拠点とすることを決めました。8月31にちまで豊島区、商店会、NPOなどと連携して、エイズや性感染症の予防啓発活動をおこなうことになりました。 先週6月2日には、思春期外来を開いている北村邦夫氏を招いて、「若者とエイズ・性感染症〜早期検査の重要性〜」のタイトルで記念講演が開かれました。
20代、30代の罹患の報告が大多数ですが、10代の報告もあります。現在では男性の数が多いですが、女性は体の構造上、リスクが多いことは事実ですので、近い将来女性の罹患者が爆発的に増える危険性があるそうです。
性感染症にかかっていると、HIVに感染するリスクが高まると言われ、若い世代に対して、性感染症やHIV・エイズに関する知識をきちんと伝えることが緊急の課題だと感じました。エイズ撲滅のポスターに「カレシの元カノの元カレを知っていますか?」というのがありますが、まさにそのとおり。元カレの元カノの元カレ・・という具合にたどっていくと、もしどこかに一人のHIV感染者がいたら、感染する人があっという間に広がっていくことが考えられます。 北村先生のお話にもありましたが、他の先進国では、エイズ検査は誰でも無料でできるところが多くあるそうです。日本ではそうは行きません。おまけに親に相談できないために保険証を持ってこられず、自費診療のお金が払えない。こんな体制では、なかなか早期発見にはつながらないのが悲しい現状でしょう。
エイズは今では必ずしも死んでしまう病気ではなくなってきましたが、それでも医療費は莫大で、しかも長期にわたります。法制度の改革が必要なことはもちろんですが、大人としての私たちが若者にしてあげられることの一つは、さまざまな機会を捉えて、きちんと情報を伝え、予防の仕方を徹底することだと思います。
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