2008 年
8 月
10 日
正しい知識で自分も大事な人も守ろう
〜エイズ文化祭〜
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今日は池袋保健所1階の「AIDS知ろう館」で開かれた「エイズ文化祭〜からだ・恋愛・性〜」に行ってきました。 豊島区の生涯学習課の区民企画運営講座としてのものですが、知人の不登校・ひきこもり研究所の主催でした。
若い人たちがNPOなどを作って、エイズの啓発、電話相談、検査の手伝いなどさまざまな活動をしていることに感動すら覚えました。啓発の紙芝居をしてくれたのは中学校の養護教諭が代表になっている「川口子どもネットワーク」でしたが、これがまた絵は可愛いし、内容も押しつけがましくなく好感が持てました。
出席者は30人近かったでしょうか、若い人が多くてそれも嬉しく思いました。
質問をしたのは、主に中高年世代でしたが、その中で「以前はエイズのことがずいぶん報道されていたのに、最近は報道されることも少なくなって、間違った情報に惑わされている人の声をよく聞く。それは、”エイズはもうなくなったのでは”とか”エイズになっても良い薬ができたのですぐに治るのだろう”とか。エイズ検査も、献血運動ではないが、もっと外へ出て行って知らせる必要があるのでは」とのご意見ですが、本当にその通りです。
エイズは薬害や同性愛の人たちの特有な問題で、普通に性交渉をしている限りは安全、のような間違った思いを持つ人こそが危険です。先進国で感染者が増えているのは日本だけ。このことをしっかりと伝え、感染予防のための策を広めることが緊急の課題だと考えます。
今日の会場の「AIDS知ろう館」は、現在東京都のエイズ啓発拠点事業「ふぉー・てぃー」として常駐の人もおり、週に何度かは保健師もいる場所になっています。もとは道路に面していたのに、調剤薬局に場所を貸すことになり、奥に移動しスペースも半分近くになったことはとても残念でした。
でもそこでの活動はとても充実しています。中学生、高校生が学校が終わった後や、塾の合間の時間にちょっと寄っていろいろな話をする場として定着しているそうですし、具体的な症例を相談する人には保健師の存在はありがたいでしょう。ITでいろいろと心配な知識ばかり仕入れても相談する場がないのが現状です。 今日も保健師の人のお話を聞いたのですが、大変に奇抜(死語)な髪型の高校生が2度3度来るうちに、自分のこと、学校のこと、親のこと、心配なことなど少しずつ話すようになるそうです。信頼関係がないところで本心など話すわけもありません。 相談に乗っている中で、自分の体に正面から向き合うようになった子も10人以上もいるそうです。
そして印象的だったのは、性行動は他のさまざまな事象、家族だったり学校だったりが複雑に絡み合った上での一つの行動であって、それだけを見ていても問題の解決にならないと感じる、という言葉でした。確かにその通りだろうと思います。ただ、コンドームをつければ良いと教えてもそれだけでは全然ダメなんです。(もちろんつけるのは大前提)
ふぉー・てぃーは期間限定でありますが、若者たちが気軽に訪れて、涼んだり、お茶を無料で飲んだり、話をしたり、悩みを話したりできる画期的な場所であることは事実です。まさに、私たちが常々必要だとしている「身近なところで心身の相談ができるクリニック」的なところです。 低年齢のうちから学校でしっかりと教育をすることはまず第一に必要なことはもちろんですが、性的なことだけでなくさまざまなことを相談できるところが行きやすい場所にいくつもあるまちをつくることが理想です。
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